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理容師は稼げない??今と昔の比較3選    〜smile hair premium〜

真吾 枝


いつもありがとうございます!!


Smile hair premiumの枝でございます!!


高校生の方から結構多かった質問です。


『理美容師は大変で給料も安いんじゃ無いですか??』


今回のテーマは理容師の懐事情について解説していきます!



 
  • 理容師の初任給は大卒と変わらない


  • 経営をしてからが人生が変わるポイント


  • 髪を切れるだけでは稼げない??



 

理容師の初任給は大卒と変わらない


本当によく聞かれるのが、理容師になった時のお給料についてです。


世間一般的な理容師の見え方は、仕事内容がとてもハードで、しかもお給料


が最低賃金という認識があると思います。


朝から晩まで仕事をして、営業が終わったらカットモデルさんをやって


休みの日にはヘアカタログ用の撮影が入っていたり、その撮影用のモデル


さんを探しに街に出なければいけなかったりと、、、。


今思えば本当によくやっていたなと思えるような時代でしたね。


数十年前は当たり前の環境でした。


営業が忙しくなると、昼食を食べる時間も無く10時間立ちっぱなしという状態です。


家に帰ってきた時がようやく座れるタイミングになり、一度ソファーに座ると


二度と立ち上がれなくなってしまいます。そのまま寝落ち。


本当に戦場のような環境で働いていました。


勝手に感じているのが、飲食店のキッチンの仕事も同じ事が言えると思います。


座る時間も無く、徹底的に無駄を省いて高効率で現場をまわし、スタッフ全員が


時間に追われている状況。理容業に似て本当に忙しい仕事だと思います。


ですが、これは昔の話です。


今の理容室は、休憩時間が一人一人確保されていて立ちっぱなしという環境


はありません。


働き方もそうですが、お給料体系も今と昔では全然違います。


昔は手書きの怪しい給料明細で、謎の天引きだらけ。


手元に残るお金が本当に雀の涙ほどでした。


お給料日が来る度に何故か絶望感を感じていたのを覚えています。


現代のお給料体系は、そもそもが大卒かそれ以上のサロンが増えてきて


場合によっては歩合制で稼げるサロンなんてものも出ています。


今は従業員として働いている理容師でも十分に家族を養っていける時代になっています。


入社一年目のスタッフで、お給料が21万円。


その他で、カットモデルさんで月に4万円を売り上げているスタッフもいました。


20歳で毎月25万円を貰えて、その分カットモデルさんでスキルアップしている


理容師という仕事もお金の面では特に悪くは無いと思います。



 

経営をしてからが人生が変わるポイント


理容師の仕事はお給料で考えたらそんなに悪くは無いということが分かりました。


これは、あくまでお給料をもらう側の人の考え方でした。


理容師の魅力として挙げられるのは


『独立』


です。


自分で技術を磨いて、自分の技術と自信を手に入れたら


自分でお店を持つことができるのが、なんと言っても理容師の


醍醐味になってきます。


色々とやりがい等はありますが、今回のテーマは理容師が稼げるか


どうか??というポイントなので割愛させていただきます。


自分でお店が持てるので、経営者という事になります。


スタッフを抱えて(とても大変ですが)お店をコントロールして


いくこととなるのですが、ここでも社員時代の収入と


大きく変わる事となります。


そもそも理容室というのは①人件費②家賃③水道光熱費④仕入れ


の順番で経費がかかります。


①と②に関してはとても大きな金額になりますが、その分重要なお金です。


理容室でかかるお金で③と④はそこまで経営を圧迫をすることがありません。


ある程度自分でコントロールができるお金だからです。


基本的には人件費と家賃と考えておけば問題ないです。


逆に、その二つしか大きな金額がかかりません。


それがしっかりと払えていれば、あとは自分で頑張った分が返ってくるのです。


簡単には聞こえますが簡単な話ではないです。


しかし、やる価値は本当にあります。


やるからには最高の仕事なのに、理容室は年々減少傾向にあります。


それも合わさって今から理容師を始めるのはとてもお得な状況なのです。


2021年の4月に僕のお店からフランチャイズで独立をしたスタッフが


いたのですが、半年後には腕にロレックスを着けていました。


『早すぎるだろ』


とは思いましたが、それも今まで散々我慢して独立に向けて貯金も


頑張ってきたので、これもまたお店を持つ一つの醍醐味として感じられました。



 

髪を切れるだけでは儲からない??


今後というか、現在の理美容業界に言えることは正にここだと思います。


理美容師だから技術を身につけて接客をマスターすれば必ず儲かる!!


というものではありません。


理容室は減少傾向になっていますが、それに伴い、理容師を目指す人も


減ってきているのです。


ビジネスの目線で捉えるとブルーオーシャンで、ライバルがいないのでチャンスがありま


す。しかし、人の手がまだまだ必要なこの理容業界は人がいないというのは死活問題になり


ます。毎年全国で1500人理容師として新しく生まれているのですが、3000人が理容


師を辞めていっている状況なのも確かな事実です。


要するに求人ができないサロンはそのままで終わってしまうという事になります。


いかに人を集められて、いかに次の世代に残せるかを考えてやっていかないと


何も残らないのです。


今の時代はSNSでのお店の発信による求人がメインとなっています。


学生さんが求人票を見てサロンを見つけるのではなく、InstagramやTwitterやYouTubeを観て


サロンに興味を持ち、自分から応募をしてくる時代になっています。


数十年前の求人の仕方であれば専門学校にガイダンスに行き、求人票を出して


決められた時間内に会社説明をして、興味を持ってくれた生徒さんが後日店舗の


見学などに来てくれる。そこから面接をして入社をする流れでした。


今の時代は違います。学生さん自身が自分でサロンを調べて、そこから自分で連絡をしてく


る人も少なくありません。勿論、そういった流れでも専門学校を通して改めてにはなりま


す。


SNSでの発信力が問われる今の時代を


理容師も無視をして通れなくなっているのも事実なのです。














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